日本史オンライン講義録

受験勉強はもちろん、日々の学習にも役立つ日本史のオンライン講義です。 

【関関同立・GMARCH編】勉強方法

では今回は、関関同立GMARCH編へと入っていきます。今回、このページを初めて見るという人はまず【基本編】と【産近甲龍日東駒専編】を見た上で、以下の記事を読み進めてもらえればと思います。まず、前回の【産近甲龍日東駒専編】のおさらいをしておきます。

 

おさらい

まず、インプットの核となる2冊の参考書として「詳説日本史B」「山川の一問一答」です。この2つをしっかり組み合わせて、山川の一問一答については語句のレベルが(☆☆)星2、(☆)星1、星なし、と3つに分かれているので、1周目は(☆☆)星2だけを2周目で(☆)星1を、そして最後に3周目で星なしと進めて下さい。

 

それに合わせて、アウトプットの問題演習をしていくわけなのですが、(☆☆)星2でインプットしている時には「はじめる日本史」でアウトプット、(☆)星1をインプットしているときには「日本史問題集完全版」でアウトプット、そして星なしの勉強をしているころになったら志望校の過去問で演習するようにしてください。

教科書の堅い文章が苦手だっていう人は、「金谷のなぜと流れがわかる本」「教科書よりやさしい日本史」などのサブ教材を使って、最低限の知識を身につけるようにしましょう。

ここで紹介した参考書は【産近甲龍日東駒専編】で説明していますので、参考にして下さい。

 

関関同立GMARCH

じゃあ、本編に入っていきたいと思います。【産近甲龍日東駒専編】で説明した内容をベースとして、ココから少し分岐していくことになります。じゃあ、どこまでが共通ルートで、どこからが分岐ルートになるのかが気になりますよね。

 

基本的にインプットで使う2冊の参考書は変わりません。

 

 

  

 

山川一問一答日本史 第2版

山川一問一答日本史 第2版

 

 

 で、(☆☆)(☆)の語句をインプットしていくときに並行して使うアウトプットの問題集も変わりません。

 

はじめる日本史 要点&演習[改訂版]

はじめる日本史 要点&演習[改訂版]

 

 

 

日本史問題集 完全版 (東進ブックス パーフェクトマスター)

日本史問題集 完全版 (東進ブックス パーフェクトマスター)

 

 

 ここまでは一緒で、産近甲龍日東駒専をめざす人であれば、あとは赤本をやりながら大学の傾向に応じた時代の☆なしの語句をインプットしていけばOKです。しかし、関関同立GMARCHのレベルになってくると話が違ってきます。それは、関関同立GMARCHは結構細かいレベルの知識まで聞いてくる問題が増えてくるからです。具体的にいうと、単純に語群から選ぶ簡単な問題だけではなく、正誤問題や説明問題などが出題されるようになってきます。だから、それに合わせたアウトプット用の問題集を併用していくんです。実際に赤本を手にとって、自分が受けようとしている大学はどのような問題なのかを把握します。

・正誤問題や説明問題などが出題される

・実際に過去問で傾向を知る

例えば、関関同立GMARCHの過去問をみて、「おぉ、正誤問題が結構出題されてるやん!」ってなったら「日本史B正誤問題集」を使ってみてください。

 

日本史B正誤問題集

日本史B正誤問題集

 

 

この他にも正誤問題集はいろいろなものがあるので、実際に手にとって確認してみるとよいでしょう。

さらに、過去問をみたときに、自分でそれなりに勉強してきた一問一答で見たことのない問題が結構出てきてるやん、ってなったときは「日本史B標準問題精講」という難関大の過去問を厳選した問題集とか、「実力をつける日本史100題」っていうちょっとレベルの高い教材にはなるのですが、この2冊を使うようにしてみると良いでしょう。

 

日本史B標準問題精講

日本史B標準問題精講

 

 

 

実力をつける日本史100題[改訂第3版]

実力をつける日本史100題[改訂第3版]

 

 

 これら2つの問題集は、難しいレベルの問題に対応するためのものであって、インプットできてるかどうかの確認作業として使う問題集とは少し毛色が違ってきます。【基本編】でも話をしましたが、過去問とかを解きはじめていくと、自分の知らない知識が結構出てきます。自分の知らない知識が出現したら、その都度教科書に書き込んで情報一元化をしていきます。「日本史B標準問題精講」とか「実力をつける日本史100題」を解いていくと、絶対に自分の知らない知識が出てくるんです。そこの部分もしっかり教科書に一元化して、教科書を3周、4周と回していく中で高いレベルの知識も覚えていくようにすれば、いつも言っている世界一日本史が難しい立命館、日本一難しい早稲田に次ぐ立教あたりの対策として有効です。

 

まとめ

インプットには「教科書」と「一問一答」

(☆☆)のアウトプットには「はじめる日本史」

(☆)のアウトプットには「日本史問題集完全版」

ここまでは産近甲龍日東駒専と共通です。

☆なしの段階になってくるとアウトプットに赤本を使うが、その大学に正誤問題がでている場合は「日本史B正誤問題集」で正誤問題に慣れていく

こうして過去問を解きながら、「一問一答」でもみたことない、「教科書」でもみたことないって感じたら

実力をつける日本史100題

日本史B標準問題精講

この2冊はかなり難しいので、日本史が難しいと言われている大学(立命館・立教)を受験する人のみ使用するようにしてください。