おすすめの参考書
オススメの勉強ってありますか?オススメの参考書ってありますか?っていう質問をよく受けます。ただし、勉強法っていうのは人それぞれで、先生の示した勉強法が全ての人に効果があるっていうわけではありません。しかし、「何から手を付けていいのか分かりません」「勉強が全く手に付かない」っていう人は、これから示す勉強法を試してみるのも良いかも知れません。
インプットとアウトプット
インプットというのは、事項を理解するということです。できれば人に説明をできるくらいにまで理解できると良いです。そして、アウトプットというのは、理解した事項をいつでも取り出せるようにするということです。質問されたら答えられるようにする、これがアウトプットです。ですので、参考書・問題集も2種類に分けて勉強しましょう。
インプット用の参考書
先生が言葉で説明するするかのような実況中継系の参考書があります。
石川晶康 日本史B講義の実況中継(1)原始~古代 (実況中継シリーズ)
- 作者: 石川晶康
- 出版社/メーカー: 語学春秋社
- 発売日: 2015/04/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本【改訂版】 中世・近世史 (東進ブックス 大学受験 名人の授業)
- 作者: 金谷俊一郎
- 出版社/メーカー: ナガセ
- 発売日: 2015/03/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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あるいは、解説が細かい問題集がありますね。よくあるのが、解答解説が問題と同じくらいの分厚さの問題集です。つまり、習得しながら解いていくのでインプット用といえます。
アウトプット用の参考書
一問一答系であるとか、解説が少なく問題が多い系の問題集とくに山川出版社から出ているのが該当します。
日本史B一問一答【完全版】2nd edition (東進ブックス 大学受験 高速マスター)
- 作者: 金谷俊一郎
- 出版社/メーカー: ナガセ
- 発売日: 2013/07/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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以上のように、参考書にはインプット用とアウトプット用の2種類があることを知っておきましょう。
おすすめの問題集
このサイトを見てくれている人は、インプットはこのサイトでいいと思います。とはいっても、完成までまだまだ時間はかかるけどね。そこで、おすすめなのがこれです。
はじめて日本史の問題集に取り組もうとする人におすすめです。時代別、テーマ別の問題が100問収録されていて、ひととおりこなせば通史の知識をざっと復習しながら、問題演習をすることができます。またていねいな解説つきなので、日本史が苦手な人でも無理なく学習できるのも大きな魅力です。何と言っても、問題集なのに地図・図表など丁寧につけてくれていて、とにかく解説が端的にまとまっています。進研模試などの対策として問題慣れしたい人にもオススメです。
最強の参考書
といったら、何と言ってもこれです。
詳説日本史B 改訂版 [日B309] 文部科学省検定済教科書 【81山川/日B309】
- 作者: 笹山晴生佐藤信 五味文彦
- 出版社/メーカー: 山川出版
- 発売日: 2017
- メディア: テキスト
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日本史の教科書と言ったら山川というくらい代表的な参考書です。この教科書から大学入試問題は作られていると言っても過言ではありません。この教科書はよくまとまっています。よくまとまりすぎているので、どうしても無味乾燥な文章になりがちで、読んでいてもつまらないと感じる人も少なくありません。(しかも、何が大事なのか緩急がない。)しかし、よくまとまっているおかげで、この教科書の文章中の言葉を少しだけ変えて出題されることが多々あります。とくにセンターの正誤問題などでは、この教科書をしっかりと読み込んでいることによって、少しだけ変えてきた部分を「違和感」として察知でき、いとも簡単に回答できてしまうのです。そして、国公立2次試験では、教科書の文章を編集して答案を作成することもできます。日本史に苦手意識のある人は、まずは実況中継系の参考書でおおまかな流れを把握した上で教科書に戻ってくると良いでしょう。いつまでたっても実況中継系オンリーだと、受験会場で「あ、この子は日本史苦手なんだな」って思われます。思われるだけならいいのですが、本当に日本史が苦手なままで終わってしまう可能性大です。なので、センター・国立・私立に全て対応できる万能な「教科書」に必ず戻ってきてください。具体的な勉強法はこちらでも紹介していきますので、参考にしてみてください。